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🔗 URL パラメーター

Open WebUIでは、さまざまなURLパラメーターを通じてチャットセッションをカスタマイズできます。これらのパラメーターを使用して特定の設定を行い、機能を有効化し、モデル設定をチャットごとに定義することができます。このアプローチにより、URLから直接チャットセッションを柔軟に制御することが可能になります。

URL パラメーター概要

以下の表は、利用可能なURLパラメーター、その機能、および使用例を一覧にしたものです。

パラメーター説明使用例
models使用するモデルをカンマ区切りのリストで指定します。/?models=model1,model2
modelチャットセッションで使用する1つのモデルを指定します。/?model=model1
youtubeチャット内で文字起こしするYouTube動画のIDを指定します。/?youtube=VIDEO_ID
web-searchtrueに設定するとウェブ検索機能が有効化されます。/?web-search=true
tools または tool-idsチャットで有効化するツールIDをカンマ区切りのリストで指定します。/?tools=tool1,tool2
calltrueに設定するとコールオーバーレイが有効化されます。/?call=true
qチャットの初期クエリまたはプロンプトを設定します。/?q=Hello%20there
temporary-chat一回限りのセッションの場合、trueに設定して一時的なチャットとしてマークします。/?temporary-chat=true

1. モデルとモデル選択

  • 説明: modelsmodelパラメーターを使用して、特定のチャットセッションで使用する言語モデルを指定することができます。
  • 設定方法: 複数のモデルにはmodels、単一のモデルにはmodelを使用します。
  • 使用例:
    • /?models=model1,model2model1model2を使用してチャットを初期化します。
    • /?model=model1model1を唯一のモデルとして設定します。

2. YouTube文字起こし

  • 説明: youtubeパラメーターはYouTube動画のIDを受け取り、指定した動画をチャット内で文字起こしできるようにします。
  • 設定方法: このパラメーターの値としてYouTube動画IDを指定します。
  • 使用例: /?youtube=VIDEO_ID
  • 動作: 指定されたYouTube動画の文字起こし機能がチャット内でトリガーされます。

3. ウェブ検索

  • 説明: web-searchを有効にすると、チャットセッションでウェブ検索機能へのアクセスが可能になります。
  • 設定方法: このパラメーターをtrueに設定してウェブ検索を有効化します。
  • 使用例: /?web-search=true
  • 動作: 有効化された場合、チャットがそのレスポンスの一部としてウェブ検索結果を取得できます。

4. ツール選択

  • 説明: toolsまたはtool-idsパラメーターを使用して、チャット内で有効にするツールを指定します。
  • 設定方法: パラメーターの値としてツールIDをカンマ区切りで指定します。
  • 使用例: /?tools=tool1,tool2 または /?tool-ids=tool1,tool2
  • 動作: 各ツールIDが一致してセッション内で有効化され、ユーザーの操作が可能になります。

5. コールオーバーレイ

  • 説明: callパラメーターはチャットインターフェースでのビデオまたはコールオーバーレイを有効にします。
  • 設定方法: このパラメーターをtrueに設定してコールオーバーレイを有効化します。
  • 使用例: /?call=true
  • 動作: コールインターフェースのオーバーレイが有効化され、ライブ文字起こしやビデオ入力などの機能が利用可能になります。

6. 初期クエリプロンプト

  • 説明: qパラメーターを使用して、チャットの初期クエリまたはプロンプトを設定できます。
  • 設定方法: パラメーターの値としてクエリまたはプロンプトテキストを指定します。
  • 使用例: /?q=Hello%20there
  • 動作: 指定したプロンプトでチャットが開始され、最初のメッセージとして自動的に送信されます。

7. 一時的なチャットセッション

  • 説明: temporary-chatパラメーターはチャットを一時的なセッションとしてマークします。これにより、チャット履歴の保存や永続的な設定の適用が制限される可能性があります。
  • 設定方法: 一時的なチャットセッションの場合、このパラメーターをtrueに設定します。
  • 使用例: /?temporary-chat=true
  • 動作: 履歴の保存や高度な設定を適用せずに、一時的な使い捨てセッションを開始します。
使用例
一時的なチャットセッション

ユーザーがチャット履歴を保存せずに快速のチャットセッションを開始したい場合、URLにtemporary-chat=trueを設定することで実現できます。これにより、一度きりの対話に最適な使い捨てチャット環境が提供されます。

複数のパラメータを組み合わせる

これらのURLパラメータを組み合わせることで、非常にカスタマイズされたチャットセッションを作成することができます。例えば:

/?models=model1,model2&youtube=VIDEO_ID&web-search=true&tools=tool1,tool2&call=true&q=Hello%20there&temporary-chat=true

このURLは以下の動作を行います:

  • チャットをmodel1model2で初期化します。
  • YouTubeのトランスクリプション、Web検索、および指定されたツールを有効にします。
  • 通話オーバーレイを表示します。
  • 初期プロンプトに「Hello there」を設定します。
  • チャットを一時的なものとしてマークし、履歴を保存しないようにします。