🛰️ MCP サポート
このドキュメントでは、Open WebUIが提供するMCP (Model Context Protocol)-to-OpenAPI プロキシサーバー (mcpo)を簡単にセットアップしてデプロイする方法を説明します。エンドユーザーや開発者に適した標準的で馴染みのあるOpenAPIエンドポイントを使用し て、MCPベースのツールサーバーを簡単に公開する方法を学びましょう。
📌 MCP プロキシサーバーとは?
MCP-to-OpenAPI プロキシサーバーを使用すると、MCP (Model Context Protocol)を使用して実装されたツールサーバーを標準的なREST/OpenAPI APIを通じて直接利用できます。つまり、馴染みのないカスタムプロトコルを管理する必要はありません。エンドユーザーやアプリケーション開発者にとって、このツールを使用することで、強力なMCPベースのツールを直接、馴染み深いRESTライクなエンドポイントを通じて簡単に操作できます。
💡 mcpoを使う理由
MCPツールサーバーは非常に強力で柔軟ですが、通常は標準入力/出力 (stdio) を通じて通信します。このため、ローカルマシン上でファイルシステム、環境、その他のネイティブなシステム機能にアクセスしやすい状態で動作します。
これは強みであると同時に制約でもあります。
例えば、メインインターフェイス(Open WebUIなど)をクラウド上にデプロイしようとすると問題が発生します。クラウドインスタンスがローカルマシン上でstdio経由で動作するMCPサーバーと直接通信することができないのです。
通常、MCPサーバーは生のstdio通信に依存します。これには以下の問題があります:
- 🔓 環境間で基本的に非安全
- ❌ ほとんどの最新ツール、UI、プラットフォームと互換性なし
- 🧩 認証、ドキュメント、エラーハンドリングといった重要な機能が欠如
mcpoプロキシはこれらの問題を自動的に解決します:
- ✅ 既存のOpenAPIツール、SDK、クライアントと即座に互換性を持たせる
- 🛡 ツールを安全でスケーラブルな標準ベースのHTTPエンドポイントでラップする
- 🧠 インタラクティブなOpenAPIドキュメントを完全自動で生成、設定不要
- 🔌 プレーンHTTPを使用—ソケット設定、デーモン操作、プラットフォーム特有のコード不要
つまり、最初はmcpoを追加することが「余計なレイヤー」と感じるかもしれませんが、実際には以下の点でプロセスを簡素化します:
- より良い統合 ✅
- より良いセキュリティ ✅
- より良いスケーラビリティ ✅
- 開発者やユーザーの満足度向上 ✅
✨ mcpoを使用することで、ローカル限定のAIツールがクラウド対応、UIフレンドリー、即時に相互運用可能となり、ツールサーバーコードを1行も変更せずに利用できます。