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🧰 機能

🚀 機能とは?

機能はOpen WebUIのためのプラグインのようなものです。これらは新しいAIモデルプロバイダー(AnthropicやVertex AIなど)のサポートを追加したり、メッセージ処理の調整を行ったり、使いやすさを向上させるためのカスタムボタンをインターフェースに導入したりすることで、その機能を拡張するのに役立ちます。

外部ツールとは異なり、複雑な統合を必要とせず、機能は組み込まれた形でOpen WebUI環境内で実行されます。 そのため、迅速かつモジュール化され、外部依存関係に頼らない仕様となっています。

機能は、WebUIの動作を向上させ、必要な内容に合わせて正確に調整できるモジュラー構築ブロックと考えてください。軽量で高いカスタマイズ性を持ち、純粋なPythonで記述されています。そのため、新しいAI対応のワークフローの作成から、Google検索やHome Assistantのような使用中のツールとの統合に至るまで、自由に何でも作成できます。


🏗️ 機能の種類

Open WebUIには3種類の機能があり、それぞれ特定の目的を持っています。以下に分解して説明します。


1. パイプ機能 – カスタム「エージェント/モデル」を作成

パイプ機能とは、カスタムエージェント/モデルや統合を作成する方法であり、それらはスタンドアロンのモデルのようにインターフェースに表示されます。

何ができるのか?

  • パイプを使用すると、複雑なワークフローを定義できます。例として、データをModel AModel Bに送り、それらの出力を処理して、1つの完成した回答に統合するパイプを作成できます。
  • パイプはAIを使用しなくても構いません!検索API天気データ、さらにはHome Assistantなどのシステムのセットアップにも対応可能です。基本的に、操作したいものなら何でもOpen WebUIの一部にすることができます。

使用例: Open WebUIから直接Google検索を実行したい場合:

  1. メッセージを検索クエリとして受け取ります。
  2. クエリをGoogle検索APIに送信します。
  3. レスポンスを処理して、通常の「モデル」レスポンスのようにWebUI内に返します。

有効化すると、パイプ機能は独自の選択可能なモデルとして表示されます。インターフェース内でモデルのように動作するカスタム機能が必要な場合には、パイプを使用してください。

詳しいガイドはパイプ機能をご覧ください。


2. フィルター機能 – 入力と出力を修正

フィルター機能とは、AIに送信される前または返ってきた後のデータを調整するためのツールのようなものです。

何ができるのか? フィルターはワークフロー内の「フック」として機能し、2つの主要な部分を持ちます:

  • インレット: モデルに送信される入力を調整します。例えば、追加の指示書、キーワード、またはフォーマット変更を行うことができます。
  • アウトレット: モデルから返される出力を修正します。例えば、レスポンスのクリーニング、トーンの調整、またはデータを特定のスタイルにフォーマットする作業を行えます。

使用例: 特定のフォーマットが必要なプロジェクトを進める場合を考えてみましょう。フィルターを使用して、以下を保証します:

  1. 入力が常に必要なフォーマットに変換される。
  2. モデルの出力が表示される前にクリーニングされる。

フィルターは特定のモデルにリンクされるか、必要に応じてすべてのモデルにグローバルに有効化できます。

例やインストラクションに関する完全なガイドはこちら:フィルター機能をご覧ください。


3. アクション機能 – カスタムボタンを追加

アクション機能は、チャットインターフェースにカスタムボタンを追加するためのものです。

何ができるのか? アクションは特定の機能を直接チャットからトリガーできるインタラクティブなショートカットを定義します。これらのボタンは各チャットメッセージの下に表示され、定義したアクションへの便利なワンクリックアクセスを提供します。

使用例: 長いメッセージの要約や翻訳のような特定の出力を生成する必要が頻繁にある場合:

  1. すべての受信メッセージの下に「要約」ボタンを追加。
  2. ボタンをクリックすると、そのメッセージを処理して要約を返すカスタム機能がトリガーします。

ボタンは、定義した拡張機能とやり取りするための使いやすく直感的な方法を提供します。

設定方法についてはアクション機能ガイドをご覧ください。


🛠️ 機能の使い方

Open WebUIで機能を活用する方法はこちら:

1. 機能をインストールする

Open WebUIのインターフェースを通じて機能をインストールするか、手動でインポートします。コミュニティで作成された機能はOpen WebUIコミュニティサイトで見つけることができます。

⚠️ 注意: 信頼できるソースからのみ機能をインストールしてください。不明なコードを実行するとセキュリティリスクが発生します。


2. 機能を有効化する

機能はインストール後に明示的に有効化する必要があります。

  • パイプ機能を有効にすると、インターフェース内で独自のモデルとして利用できるようになります。
  • フィルターおよびアクション機能については、有効化するだけでは不十分です。それらを特定のモデルに割り当てるか、すべてのモデルに対してグローバルに有効化する必要があります。

3. フィルターまたはアクションをモデルに割り当てる

  • Workspace => Models に移動し、フィルターまたはアクションを関連するモデルに割り当てます。
  • または、Workspace => Functions に移動し、「...」メニューを選択してグローバルスイッチを切り替えることで、すべてのモデルに対して機能をグローバルに有効化します。

簡単な概要

  • パイプは、独立したモデルとして表示され、操作可能です。
  • フィルターは、AIのやり取りをスムーズにするために入力/出力を修正します。
  • アクションは、個別のチャットメッセージにクリック可能なボタンを追加します。

設定手順を完了すると、機能はシームレスにワークフローを強化します。


✅ なぜ機能を使用するのか?

機能は、Open WebUIで新たな可能性を解き放つことを望む誰にでも設計されています:

  • 拡張: 新しいモデルを追加したり、API、データベース、スマートデバイスなどの非AIツールを統合。
  • 最適化: 入力と出力を調整して、特定のユースケースに完璧に適合。
  • 簡素化: ボタンやショートカットを追加し、インターフェースを直感的で効率的に。

特定のプロジェクト向けにワークフローをカスタマイズする場合でも、外部データを統合する場合でも、Open WebUIを使いやすくする場合でも、機能はインスタンスを制御する鍵です。


📝 最終的な注意点:

  1. 機能は必ず信頼できるソースからのみインストールしてください。
  2. パイプ、フィルター、およびアクション機能の違いを理解し、それらを効果的に使用してください。
  3. 公式ガイドを探ってみましょう:

機能を活用することで、Open WebUIの設定に全く新しい能力をもたらすことができます。さっそく実験を始めましょう!🚀